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スミログ キックオフトーク「生き方がかたちになったまちはどう記録されるのか」

「あんなに面白かったイベントなのに、なんの記録も残ってないなんて・・・。」

生活と地続きにあった様々な活動とアートが寄り添いながら豊かな時間や空間がまちの中に育まれてきた墨田区。草の根的に文化活動が広がり続けてきた一方で、数多くの出来事が誰かの記憶の中にしか残っていないということもしばしばです。記録には残っていない記憶の継承が複雑に絡み合い、集団や場所、地域全体の文化を支えてきたことも特徴なのかもしれません。

「スミログ」では、墨田区で行われていた様々な文化活動を対象に、地域の文化活動のアーカイブをつくることを試みます。記録集やアーカイブ映像、新聞やネットの記事に残るような明確で強い出来事だけではなく、その周辺で発生していたイベント名もないような展示やワークショップ、パフォーマンスやパーティーなどのかすかな出来事の記憶も収集していきます。地域の文化を脈々と支えてきた個々人の記憶や経験の存在に目を向けることで、単なるデータからは知ることができない、ささやかだけれども確実にまちの文化を生んできたモノの存在に気づき、自分自身の活動を見つめなおすきっかけになるかもしれません。地域のアーカイブから何が学べるのか、これからの活動をどのように残し、伝えていくことができるのか、一緒に考えていきませんか。

キックオフトーク
「生き方がかたちになったまちはどう記録されるのか」

墨田区で行われてきたアートプロジェクトを事例に、地域や文化活動の担い手の変化、地域型アートプロジェクトを記録することについて、社会学、文化人類学の視点と共に語り合います。

ゲスト:金善美(成蹊大学文学部現代社会学科 専任講師)、登久希子(国立民族学博物館、外来研究員)
司会:ヨネザワエリカ(ファンタジア!ファンタジア!事務局)

ゲストプロフィール

金善美(成蹊大学文学部現代社会学科 専任講師)
1983年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了、博士(社会学)。専門は都市社会学・地域社会学。都市や地域社会、まちづくり、文化による都市再生などに興味を持って研究している。主な著作に『隅田川・向島のエスノグラフィー――「下町らしさ」のパラドックスを生きる』(2018)など。

登久希子(国立民族学博物館、外来研究員)
専門は文化人類学。ニューヨーク、ワルシャワ、国内の「オルタナティヴ・スペース」を中心にフィールドワークに基づいた現代美術の研究を行なってきた。近年は社会に関わるアート実践について調査研究している。

日時

2021年8月1日(日) 13:00〜15:00

会場

Zoom ※参加者には事前にURLをお送りします。

料金等

無料(事前予約制・先着順・通信料はご負担ください)
定員30名

クレジット

主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、一般社団法人藝と
助成:すみだ文化芸術活動助成金

お問い合わせ先

ファンタジア!ファンタジア!―生き方がかたちになったまち―事務局
E-mail:info@fantasiafantasia.jp

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